活動内容

ハジメノダイイッポ -What is regional activation?ー

地域活性化がなぜ必要なのかわかる!

人助け募集の紙を見て
「楽しそう!」  「裏方をしてみたい!」
「この街のためになにかしたい!」
と思い、エントリーして参加する。

でも実際参加してみると
「なんでこんな暑い(寒い)中頑張ってるんだろう……」
「今日1日だけしても何の意味があるんだろう……」

 

こんな風に人助けの活動意義について疑問に思われた事はありませんか?

 

私も人助けを始めた当初は同じでした。
人助けを始めようと思った時、
「現地の人のために自分ができることをしたい!」
と思い、やる気に満ち溢れていました。

 

しかし、回を重ねるにつれて、
数ヶ月前から学生生活と並行して現地調整やメンバー同士で話し合いを行い、
はたまた活動当日は1週間近く現地で寝袋生活を行い……
(当時は本当に辛かったけど今では良き思い出です(*´з`))

 

そんな生活をしていると、
「こんなことをしてても誰かのためになっているのかな」
「もっと他のことをした方が、自分の成長になるのではないか」
……と考えていました。

 

やっぱり、せっかく何かするなら収穫が欲しいですよね(*_*)

 

でも、そんなモヤモヤは、実は簡単に吹き飛ばせてしまうんです🌀🌀

 

それは……

 

「必要な知識を身につけること」なんです!

では、必要な知識って……??
今回はこちらについて説明させていただきます。

そもそも地域/地域活性化とは

そもそもですが……
「地域」とは、なんでしょうか?

考えてみたことはありますか?

3秒考えてみてください。。。

 

・・・・・・
・・・・
・・

 

いかがでしょうか?

 

 

私が「地域活性化」について初めてインストラクターとして深く考えようとした時、
「地域を活性化する」とはわかっても、その「地域」について理解ができていませんでした。

私が調べたところ、辞書的な意味では以下の通りでした。

・地域:小学校区くらいの小さなコミュニティ
目に見えない領域の都市部・郊外・山間部など全て含まれる

・地域活性化:地域における問題について停滞している機能をどう活かすか
考え実践する

……ますますわからんっ…!(笑)

 

 

では、なぜ『地域活性化』に私が興味を持ったのか。

……それはごくごく簡単で、
「どの町にも必要なこと」だからです。

 

 

「地域活性化」と聞くと、限界集落等の田舎をイメージされる方が多いと思います。
私も実際、インストラクター養成合宿に参加するまでは同じでした。
しかし、実際に上司の話を聞いた時に「それは違う」と確信しました。

そして、地域活性化について考えていく中で、私は2通りの考えが浮かびました。

1つ目:地域を現状から向上させて活性化する事


『地域を現状よりよくする事』

これは皆さんが良く思い浮かべられることだと思います。

 

自分の大切な街が、今のその街独特の良さを残しつつ、
もっとその街に活気が戻り、
老若男女問わず、笑顔に溢れている……

これができれば、本当に最高ですよね!

私も大好きな街がそうなってくれれば、
本望としか言いようがありませんっ!!

2つ目:現状を維持する事


『現状を維持する

この言葉を聞いて

えっ……??どういうこと……??意味不明っ!!

そう思われた方が多いと思います。

 

 

しかし、考えてみてください。
衰退し続ける現状から、今の状態をキープするという事は、

 

衰退に歯止めをかけている

つまりは

現状を維持し続けられる

 

という事なのです。

 

もちろん、地域活性化の考え方は人それぞれなので、これはあくまで私個人の見解です。どの考え方が正しい・悪いわけではありません。

 

地域活性が行われないとどうなる……?

ここで一度、皆さんにしていただきたいことがあります。


自分の故郷や今お住まいの街を思い浮かべてください。

「シャッター商店街」を見かける事、個人経営の小売店が続々と閉店している現状はありませんか?

また、伝統行事は各街に昔は存在していたはずですが、「そんなものないよ」と思われた方が多いと思います。

 

伝統行事が残っている街でも、共通の問題がありますよね。

それは、なんといっても……

そう。

 

『後継者不足』

 

少子高齢化・超高齢社会が抱える日本全体の
今一番大きな問題なのです。

 

これにより地域がなくなる事、
それはつまり……

「誰かの思い出の街が失われること」なのです。

 

そう聞くと、

近隣の街と統合すればいいでしょ

と思われる方もいらっしゃるとは思います。

 

 

しかし、本当にそれで良いのでしょうか。

 

たしかに、過疎な街ほどよく耳にする割合が高いと思います。

 

ただ……

 

 

『統合すること=伝統行事が失われる・その街独特の風習が失われる』

 

 

ことなのです。

街の雰囲気も住民性も……本当に様々なことが変化してしまうのです。

 

それで本当に『街を守る』ことはできているのでしょうか?

 

それは違いますよね。
だからこそ、『地域活性化』が必要なのです!

 

地域活性化がなぜ必要か、ご理解いただけましたか?

 

しかし、同時にこう思われる方もいらっしゃると思います。

イメージは沸いたけど、実際まだあまり身近に感じられないよね

……と。

そんな方のために、とある一例を挙げさせていただきます。

 

 

関西の中心、大阪府にある大阪駅は皆さんご存知ですよね。
その大阪駅から電車で30分の所に『寝屋川市』という街があります。
この街は今、老年人口(65歳以上)割合が急増しています。

2000年と比較すると、総人口は約25万人から約23万人に減少しているにもかかわらず、
老年人口割合は2.2倍になっているのです。

また、現在の住民比を見ても、年少人口(15歳未満)の2.5倍となっています。

 

 

 

 

これが、現実なのです。
都会と言われる街でさえ、この現状があるのです。

 

 

超高齢社会を突き進んでいる今の日本。

 

 

このまま放置し続ければ、財政は破綻し、ライフライン整備を行えなくなり、医療崩壊も生じ……
国債が超高額な日本では、国も逼迫している現状では、政府に助けを求めることもできません。

だからこそ、『地域活性化』が必要なのです!!

 

少しは興味を持っていただけましたでしょうか。

 

 

もし、少しでもそう思ってくださった方は、時間のある時で構いません。

1つしていただきたいことがあります。

 

冒頭でイメージしていただいた街の人口割合を調べてください、
そして、その街が消えてしまうかもしれない現状を数値として体感してください、

 

……いかに、深刻な問題か。
ご理解いただけると思います。

まとめ

ここまで様々なことをお伝えしてまいりましたが、
これは決して想像の世界ではありません。

 

第3次産業や技術が進歩し続け、便利な世の中に生きる私たちの目の前で生じている、
とても身近な問題です。

男だから子供産めないから、若者に頑張ってほしいけど今の日本はもう手遅れだね

などと、思っていた方もいらっしゃるかもしれません。

 

人種・年齢・性別等なにも関係ありません。
大事なのは、

 


『その街を愛する気持ち』
です。

 

この気持ちがあれば、誰でも取り組める事を、
今回を通じて知っていただければ幸いです。

今回も長くなりましただ、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみにされててくださいっ!